スカイスキャナーでは、最高の旅をしていただくためのサポートを提供しています。よりお手頃な航空券をお届けすることも、そのようなサポートの一環です。
そのためできるだけお得にご利用いただけるように、航空券を検索する際にはさまざまな選択肢が表示されます。ただし、厳重な注意が必要な場合もあります。 それは、格安航空券にはリスクが伴う場合があるということです。値段の安さにはそのリスクも反映されています。
予約を完了する前に、内容をよく理解していただくことが重要です。 複雑な部分もありますが、できるだけ分かりやすくご説明します。
乗り継ぎ保護
スカイスキャナーでは、目的地に到着するまでに乗り継ぎが必要な航空券が表示されることがあります。
例としてバルセロナ発サンフランシスコ行の航空券を考えてみましょう。最も値段の安い航空券として、バルセロナからロンドンへ飛び、ロンドンで別の便に乗り換えてサンフランシスコへ向かうものが見つかりました。多くの場合、その2つの便は同一チケットとして発券されます。それは航空会社が違う場合でも同様です。このような複数の航空会社が所属する連合組織は「航空アライアンス」と呼ばれています。
そのような航空券には乗り継ぎ保護があります。
複数便が同一チケットとして発券されているかどうかはどのように確認できるでしょうか?
両方の便に単一の予約照会番号が割り当てられているかどうかを確認しましょう。
乗り継ぎ保護とは、万が一飛行機が遅れて乗り継ぎができなかった場合でも、航空会社が代替便を手配し、追加料金なしで目的地まで送り届けてくれるというものです。
リスクがない代わりに、乗り継ぎ保護の航空券にはより料金が設定されています。そのため、スカイスキャナーでは比較的安めのオプションとして、乗り継ぎ保護なしの航空券を表示することがあります。
乗り継ぎ保護なし
それでは、乗り継ぎ保護なしの航空券とは一体何を意味するのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。これは2つの便が別々に発券されている航空券を指します。この場合、航空会社はアライアンスで結ばれていません。予約照会番号も2つあります。
最も重要なのは、何らかの理由で乗継便を逃した場合は新しい航空券を購入する必要があるということです。次の例をご覧ください。
ロンドンで乗り継ぐバルセロナ発サンフランシスコ行の乗り継ぎ保護なし航空券を購入したとします。バルセロナ発のフライトが遅延してロンドンでの乗り継ぎができなかった場合、乗り継ぎは保護されていないため、ロンドンからサンフランシスコ行きの航空券を新しく購入しなければなりません。
幸いなことに、乗り継ぎ保護なしの航空券のリスクを低減する方法もあります。乗り継ぎまでの時間に余裕を持った予定を組み、乗り継ぎの際に遅延の原因となるような状況をあらかじめ理解しておくことをおすすめします。
遅延の原因となる状況の例
もう一度ロンドン経由のバルセロナ発ロサンゼルス行き航空券を見てみましょう。
すでにお伝えしたとおり、バルセロナ行の便が遅延した場合、ロンドンでの乗り継ぎ時間が短くなってしまいます。そのため、バルセロナ発のフライトがロンドンに到着する時間と、サンフランシスコ行のフライトが出発するまでの時間に余裕を持った計画をするのが最善です。
ロンドンに到着したら、手荷物受取所で手荷物を引き取ってサンフランシスコに向けて再度チェックインする必要があります。
荷物を受け取れるまでに時間がかかったり、チェックインに行列ができることも考えられます。また、保安検査にかかる所要時間も未知数です。
さらに、サンフランシスコ行のフライトが違うターミナルから出発する可能性もあります。空港により、このような状況では別のターミナルに行くための待ち時間も発生します。
まれに、乗り継ぎ便がロンドンの全く別の空港から出発することもあります。ロンドンの空港はお互いに距離が非常に離れており、別の空港に行くのに2時間以上の移動が必要となる場合も考えられます。
特定の国では、空港を出ない乗り継ぎの場合でもビザまたは通過ビザの取得が必要となります。そのような場合は、飛行機に乗る前に余裕を持ってビザを申請しておく時間も必要です。もしくは、出入国証印をもらうための長い行列に並ぶ必要があるかもしれません。
また、手荷物のルールは航空会社によって異なります。機内持ち込み手荷物や預け入れ荷物が、両方の航空会社の要件を満たしていることを確認しておく必要があります。
ここでさらに重要なことをお知らせします。
乗り継ぎが保護されていない航空券では、このような情報を事前に理解しておくことが大切です。この場合、航空会社はアライアンスに加入していないためサポートを提供することはできません。できるだけ快適な経験をしていただくため、予約前にフライト、乗り継ぎ、空港について詳細を確認しておくことをおすすめします。
空港、ターミナル、空港やターミナル間の移動方法などについて調べておきましょう。空港のウェブサイトを訪問したり、公共交通機関やタクシー料金などの情報を調べておくこともおすすめします。 また、乗り継ぎにどの程度時間がかかるのかもあらかじめ考えておくようにします。長い行列や待ち時間が発生することを考え、最悪の状況を想定した計画をおすすめします。
利用する航空会社すべての手荷物のルールや、ビザの情報についても忘れずに確認しておきましょう。
この記事がリスクと料金のバランスについて考え、リスクを減らしながら賢い旅をしていただくための一助となれば幸いです。
自己乗り継ぎ航空券
同一発券でない航空券(同じアライアンスにない複数の航空会社を使用の場合)には、乗り継ぎ保護なしの航空券とは少し異なるものもあります。これは自己乗り継ぎ航空券呼ばれています。
自己乗り継ぎ航空券は旅行会社が予約を行います。これは、航空会社がフライトの遅延やキャンセルに対応しない種類の航空券でも、旅行会社が対応するというものです。
この場合、問題が起こったらすぐ航空券の再予約をするため旅行会社に連絡を取る必要があります。
スカイスキャナーでは旅行会社が提示する条件には関与しておりませんが、最適な選択をして快適な旅をしていただけるようすべてのオプションを表示しています。便利な旅行会社に対する星による評価システムを採用しています。詳細はこちらをご覧ください。
また、旅行会社による保護が提供されている場合でも、事前に遅延の原因となり得る要素を確認しておくことをおすすめします。確認する内容は乗り継ぎ保護なしの航空券の場合と同様です。
必要な場合はビザの取得も忘れず行ってください。
記事内容の簡単なまとめ:
乗り継ぎ保護
- 予約照会番号が1つのみ
- 同一アライアンスの航空会社を利用
- 何らかの問題が発生した場合は航空会社が無料でサポート
乗り継ぎ保護なし
- 各航空券に異なる予約照会番号が存在
- 同一アライアンスにない航空会社を利用
- 何らかの問題が発生した場合は自己負担で新しい航空券を購入
自己乗り継ぎ
- 各航空券に異なる予約照会番号が存在
- 同一アライアンスにない航空会社を利用
- ただし、何らかの問題が発生した場合は旅行会社がサポート
- サポート内容は旅行会社により内容が異なるため注意が必要
ご不明な点がある場合は以下のお問い合わせボタンからご連絡ください。さらに詳細をご説明します。よい旅を!